グループディスカッション評価:リーダーシップ
グループディスカッション評価:リーダーシップ
なぜ?リーダーシップを求められるか?
2つのチームをイメージしてください。
Aチーム
リーダー以外にリーダーシップを発揮した経験が全く無いメンバーだと、
・独りよがりの意見を言う
・反対意見ばかりで結論から外れる
・全く意見を言わない
など、「どうしたら結論に導けるのか?を未経験」なことから、時間までに結論を出せない場合が散見されることが多いです。
Bチーム
メンバー全員がリーダーの経験があり、
・リーダーの大変なところ
・意見をまとめる大変なところ
・結論を出す大変なところを知っているからこそ、「リーダーの立場になって考え行動できる」ことから、
・的外れなことを行う
・ダラダラと話をしない
・空気を読める
などを読むことができるため、結論に対しスムーズに向かうことができます。
また、組織の中では、非正規の方々やアルバイトの方々を束ねて仕事をすることも多々あります。
その際に、リーダーの経験があるのか?無いのか?によって、まとめ方のレベルが大きく変わることが多いです。
リーダーとして何をみているのか?
・メンバーと早期に信頼関係を構築しているか?
・一人ひとりの強みと弱みを理解しているか?
・適材適所でメンバー役割を配置しているか?
・主体性低いメンバーの意見を汲み取っているか?
・公平公正な立場でいるか?
・時間管理をしているか?
・求められる結論までディスカッション結論を導いているか?
・拡散と収束を時間管理と合わせて行っているか?
・・・・・
これらのことを未経験で出すことができますか?
・・経験があるからこそできると思います。
ある大学で非常勤講師をしていた事例
ある教授のゼミ生が上場企業に多く内定をとっていくことに気がつきました。
調べてみると、そのゼミでは毎日、グループディスカッションを3年時から行っており、順番に・司会者・発表者・書紀を繰り返し担当していることが分かりました。
教授がファシリテーターとなり、
・簡潔に述べる
・結論と根拠を明確に述べる
・相手の意見を尊重する
などをそれぞれ司会者、書紀、発表者として担当させ、教育していました。
彼らのグループディスカッション時の司会者役は、高いレベルであり・・・面接でも論理的で簡潔な回答が多くできていました。
経験値によって、能力は上がります。
民間企業を受ける場合、
・アルバイトでの後輩育成
・サークル活動・部活動での役割活動
など、リーダーシップを発揮したエピソードを自己分析から抽出し、エピソードとしてもまとめましょうね。
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