具体的なグループワーク対策:神奈川県庁

具体的なグループワーク対策:神奈川県庁

神奈川県県庁過去お題

「10年後の神奈川県職員にはどのような能力が求められると考えるか、グループで3つ挙げ、順位を付けた上で、その理由について説明しなさい。」

 

いいお題ですね。
大きく考えるべきこと
①10年後、AI、ICT、高齢化、テクノロジーの進化、温暖化・・・
 どのような世の中になっているのか
②その10年後、広域自治体として神奈川県の抱える課題は何か
(基礎自治体、国家ではないことを定義づけする)
③その課題解決できる職員に必要な能力をまとめる
④3つを挙げた後、優先順位をつけ、その根拠を明確にする
⑤プレゼンテーションとしてまとめ、練習する

 

一般的な、集団討論においての「前提をそろえる」部分が①と②になりますね。

 

与えられる時間が60分とすると
1番目:役割分担2分
2番目:時間配分1分
3番目:①10年後世界の認識共有3分
4番目:②10年後神奈川県の課題まとめ3分
5番目:③その課題を解決するために必要な能力
    意見を集める8分(1人1分以内)
    意見を3つにまとめる20分
6番目:④優先順位をつける10分
7番目:⑤プレゼン練習から発表完成度上げる5分
予備時間8分

個人的な見解では、①②の前提内容の共通認識がポイントだと思います。


先日、ある大学教授のレポートに「AIが進化するあ中、唯一、人にしかできない仕事はクレーム対応だ」と書いてあったことに納得した記憶があります。

・チャットGPTの活用だけで1冊の本が出来上がってしまう
・イラスト生成アプリの絵が数千万で売れている
新しいアイデアや新しいものの創生は、機械には難しい・・・と言われてきたのが、使い方によって全く新しいものを生み出す時代になってきたと思います。


つまり、機械にできなく
「人にしかできな仕事」
ロバートカッツモデルでいうところの、ヒューマンスキルが重要になってくると思います。

具体的にヒューマンスキルとは?

・リーダーシップ力
・コミュニケーション力
・ファシリテーション力
・プレゼンテーション力
・調整力
これらは、グループワークで確認できますね。

 


県庁の場合には、ホームページ内に過去問が載っています。
過去数年間の過去お題を分析すれば、グループワーク・集団討論にてどのようなコンピテンシーを見極めようとしているのか??わかりますね。

 

 

 

神奈川県の他の過去問

「あなたは、神奈川県が開催するオンラインイベントの企画・立案プロジェクトのスタッフに選ばれました。グループでオンラインイベントの概要を決めた上で、その実施にあたってのオンライン独自の課題を複数挙げ、その課題にどのように対応したらよいか説明しなさい。」

 

いいお題ですね。

大きく考えるべきこと
①今、イベントを行うとしたらゴールを何にするか
②オンラインゴール独自の課題
③課題の解決策
④プレゼンテーションとしてまとめ、練習する

 

与えられる時間が60分とすると
1番目:役割分担2分
2番目:時間配分1分
3番目:①どのようなイベントにするか5分
    (できれば、今の神奈川県の課題解決)
4番目:②オンラインイベント独自の課題挙げる8分
5番目:③その課題を解決するために必要な対応
    3つの課題をそれぞれ10分✖️3=30分
6番目:④プレゼン練習から発表完成度上げる5分
予備時間9分

 

ここでは、「県庁の中で実行部隊のような、基礎自治体を動かしていく施策・方策を立案できるかどうか?」を見極めているような印象です。

考えられる課題
・オンラインシステム障害
・個人情報漏洩
・サイバー攻撃

民間企業ではすでに、数十万人が参加するオンラインイベントを開催しています。
そこには、ノウハウがあります。
・一方的な情報を伝達するイベント
・双方向のコミュニケーションが取れるイベント
・参加者が自由に選べるイベント
リスクを考えて、何が一番良いのか・・・考えてみましょう。

 

どのようなお題が出されるのか???
全く分かりません。
与えられたお題に対し、

・リーダーシップ力
・コミュニケーション力
・ファシリテーション力
・プレゼンテーション力
・調整力
発揮していくことが、評点をとっていくとこにつながります。

 

ぜひ、経験を集団討論1日練習会で重ねてくださいね。

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