内田クレペリン検査でわかること

内田クレペリン検査でわかること

 

以下、内田クレペリン検査ウエブより

内田クレペリン検査では2つの側面が分かるようになっています。

・受検者が与えられた作業をどれだけ早く処理できるか、
   能力を抽出でき、
・性格も知ることができます。

内田クレペリン検査でわかること。

日本精神技術研究所より
https://www.nsgk.co.jp/kojin/uk

内田クレペリン検査は、心理検査の一種で「作業検査法」と呼ばれるジャンルに属しています。

 

一定の検査時間のあいだ一桁の足し算をしてもらい、その結果からみなさんの日ごろの「働きぶり」を予測していく検査です。

足し算を使った検査なので、数学の能力を測っていると誤解されることがありますが、そうではありません。

だれにとっても「ちょうどいい単純さ」として選ばれたのが一桁の足し算を使う理由です。

受検者の心身に重すぎず、軽すぎない負荷をかけることで、ひとりひとりの反応のパターンをみることができるのです。

 

 

受検者の「働きぶり」のパターンをみていくとき、大事なポイントが三つあります。

ひとつは「作業量」といって、足し算のできた量(つまりスピード)です。

二つめは「誤答」、答えの間違えがどんなふうに出ているか。

そして三つめが「作業曲線」といって、作業をしているあいだのパフォーマンスの変化を記録した折れ線グラフです。

 

「内田クレペリン検査」で検索すると、折れ線グラフの図がたくさん出てきます。

この三つのポイントを総合的に判定して、受検者の「働きぶり」のパターンを予測していくわけです。

 

 

「働きぶり」を判定するための3つのポイント

これから受検する方は、なんとかこの検査で「良い成績」を取りたいと思うでしょう。

それは当然の反応です。

 

すでに「内田クレペリン検査」「攻略」といったキーワードで検索して、「こんな結果を出せばいい」といった攻略ページを見つけた人もいるかもしれません。

 

ただし、わたしたちは攻略的な受検態度はお勧めしません。

 

とくに「作業曲線」の形を操作的に作ろうとする行為は、不自然な検査結果につながり、多くの場合、普通に受検したときよりもマイナスに影響します。

 

また、「作業量」を増やそうと事前に何度も何度も練習する行為も、マイナスの影響が出てきます。

 

操作はできません。

 

攻略本には、理想のグラフの形が載っていますが、そのグラフを作ろうと操作するとグシャグシャなグラフになります。

 

つまり、その人の素の性格が見抜ける適性検査です。

 

できれば、一度、やってみるとよいですね。

 

攻略本に載っているグラフと出せたら・・・大丈夫です。

 

しかし、そうでないときには、受験者の心の中に理想の人物と異なる「何か」が存在することになります。

 

しかし、落ち込まなくてもOKです。
自分自身の行動スタイルを1か月以上かけて、変えることができれば、理想のグラフを出すことができます。

 

 

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