集団面接と集団討論、個人面接の違い:受験者視点①
採用選考において、受験者側から何をしていけばよいのか???
また、個人面接の一次面接、採用担当者面接、役員面接の違いを私個人の見解で述べていきます。
民間企業と公務員の選考では、少し見極めることが異なりますので、最初にこの部分を述べていきます。
民間企業の面接倍率として、100~200倍くらい、
公務員として、約3倍くらいが多いです。
この違いは、受験者人数の違いもありますが、求める能力等の違いもあります。
民間企業の場合
民間企業の面接倍率を100倍とし、ある企業が新卒を100名採用予定と仮定すると100名採用×100倍=10,000名が受験
この1万人の面接を人事の採用担当者10名が行うことを考えてください。
民間企業では、1回の面接で30分~40分かけることが多いです。
入れ替えの時間も含めて、約50分かかると考えると、1日に個人面接ができる最大人数は、準備や片付けを考えると約8名くらいになります。
良い人材を集めると考えると、個人面接を始めて、4か月間くらいには終わりたいと考えます。
一人の人事面接官ができる面接回数は・・・
1か月に働ける日数が22日
4か月×22日×8名=528回の面接が限度です。
これ以外の会社説明会の開催や事務的な仕事もありますので、実際に面接ができるのは15日くらい。
もう一度計算すると
4か月×15日×8名=480回の面接が限度です。
10名の人事面接官ができる面接回数が上限
480回×10名=4800回
1万人の受験者を全回、人事面接官では・・
面接できませんね。
また、面接は1回のみでなく複数回あります。
ここを考えると、初期選考においては、優秀な社員を集め、面接を手伝っていただく形が必要になります。
その初期選考の多くが、集団討論、集団面接になります。
集団討論、集団面接の採用担当者側のメリットは、
①専門的な質問スキルがなくても選考が進められるのがよい
集団面接では深掘り質問が少なく、定型化できる。
②受験者を比較することから、選びやすい
グループ8名から3名を選ぶ・・・等の方法であれば、1番と2番と3番を選ぶだけなので、絶対指標がなく、相対指標にて選考ができる。
この部分を考えて、対策をとることがポイントです。
初期選考のため、十分な準備ができていない就活生が多い。
そのため、他の就活生の「前に、前に・・・」と準備をするのがポイントです。
その理由は、
優秀な人材は、面接の練習をしなくても、本番経験から面接レベルを上げることができます。
その優秀な就活生に勝つためには、彼らが準備していない時期までに、面接レベルを上げることです。
その結果、
初期選考において、緑色の面接レベルを出すことができれば・・・
早期に内定を獲得することができます。
次は、具体的に集団面接から見極めようとしていること⇒その対策について述べていきますね。
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