人はロジックだけで動いていない
仕事をするということ
ほとんどの社会人は、常に誰かと係わって仕事をしています。
・誰かに何かを売る。
・誰かのための何かのデザインをする。
・誰かのために何かを直す。・・・・・・・・・
何かの仕事をするということは、
何かを提供し、代金をいただきます。
すこし考えてみてください。
自分が何かを購入する場合、「感情」が動きます。
●車を購入する場合
車を収集するのではなく、車でどこかに行き、何かしらの「感情」を得たいから購入します。
●宝石を購入する場合
多くの人に自分の持っている宝石を見てもらい、少し「優越感」という「感情」を得たいから購入します。
●家を購入する場合
自分の家の中で、家族が幸せに暮らす事を期待して購入します。
決して「物」が欲しいのではなく、その後の「感情」が欲しいから購入の決断をします。
ここに「感情」が働き、満足感が得られます。
顧客に対し、「感情」を湧きたてることができる=トップセールスマン
●お客さまに「商品に対しての興味」を湧きたてることができる人
●お客様に商品の良さを説明できる人
●お客様に商品使用の「イメージ」を描かせることが出来る人
●お客様に対し、誠意を持っている人
多くの場合お客様は、商品購入後の「感情」を得たいがため購入の決断をします。
好きな人にプレゼントをあげるのは、その人に喜んでもらいたいため・・・
お客様に「感情移入できる人材」を企業は求めています。
・お客様を理解しようとする姿勢
ここには、他人の状況・立場・感情・動機を感じ取れる能力が必要です。
そして、自分を相手の立場に置き、感情を分かち合う能力も必要です。
トップセールスマンは、
お客様を理解し「自分が相手の立場ならこうする」と想定し、
お客様に共感したうえでアプローチをかけています。
共感をすると、自ずと「次はこういう行動をするだろう」と相手の動きがみえてきます。
相手の動きが見えれば、先手を打って的確な対応ができるようになります。
人間はロジックだけで動いているわけではありません。
感情で行動は大きく変わります。
相手の感情の動きまでつかんでいないと、的確なアプローチはできません。
この感情移入はコミュニケーションの基本です。
・面接官に自分に対し、興味を抱かせられるか
・面接官に対し、自分の能力を100%説明できるか
・面接官に対し、入社後の活躍をイメージさせられるか
この能力は、天性として誰もが持っている訳ではありません。
経験により身についています。