就活生に必要な面接プレゼンテーション4つのポイント
なぜ就活生にプレゼンテーションスキルを求めるのか?
少しイメージしてください。
あなたは中間管理職です。
あなたは忙しく、一人ひとりのメンバーとじっくり腰を落ち着けて話をする時間はありません。
リーダーにはやることがいっぱいありますから当然ですね。
しかし、リーダーは、自分のメンバーに自らの考え方、方針、ビジョンを理解させ、
かつ彼らから「信頼」を勝ち取らなければいけません。
ここで問われるのが、「プレゼンテーションスキル」です。
限られた時間で自分の考えをメンバーに理解させるリーダーに必要なスキルです。
就職選考プロセスにおいて「面接」からこの「プレゼンテーションスキル」を確認できます。
「面接プレゼンテーション」に必要なスキルとは?
①プレゼンススキル
「人は見た目が9割」
「面接は30秒で決まる」と言われています。
第一印象から、その人の性格、行動特性、頭の良さなど推察します。
本来、性格、行動特性、頭の良さなどは、長くお付き合いしないと判断できないはずですが・・・。
採用担当者は、数千人の面接を通してこの「第一印象から人を見極める能力」を磨いています。
第一印象で大事なのは、「メラビアンの法則」でいう「ノンバーバールコミュニケーション」です。
人が相手に与える印象の比率は、
・視覚情報が55%
・話し方:聴覚情報が38%
・話の内容が7%の割合である。
話の内容以前に見た目が大切。
いくら良い話をしても服装や表情次第で全く信用してもらえなかったり、好感をもらえない場合が非常に多いですね。
★身だしなみ
第一印象を決める重要なポイントです。
身だしなみは、「やるか、やらないか」ちゃんとやっていないときには「理由」があります。
この「理由」がマイナスのイメージを与えます。
理由→だらしない
理由→遅刻しそうだった
・・・
★表情・しぐさ・話し方
<<例>>
不安そうな表情⇒なぜ不安そうなのか?
⇒自信がないのか?
⇒コミュニケーション内容に不備があるのか?
・自信を持って「あること」を説明する人
・自信なさそうに「あること」を説明する人
どちらを信用しますか?
この「自信がある」「自信がない」の差を抽出してみましょう。
・目を見て話す。⇔視線が泳ぐ。
・笑顔⇔顔が引きつっている。
・声のトーンが落ち着いており低い。⇔甲高い声。
・ゆっくりと話す。⇔早口で話す。
・目が輝いている。⇔目が死んでいる。
・普通⇔汗をかいている。
・普通⇔クセがでる。
・普通⇔瞬きが増える。
「自信がない」ノンバーバルコミュニケーション行動が出ているときには、相手に効果的に「あること」を伝えることはできません。
この部分が、採用担当者が持っている「ネガティブチェック」です。
「模擬面接」を通して「ネガティブチェック」の指摘をもらい、自己改善していくことでこの問題は改善されます。
②お客様の欲しがっている情報を与える
就職面接において、採用担当者が欲しがっている「情報・事実」を与えていますか?
面接の場は、就活生「アピールの場」ではなく、採用担当者の「確認の場」です。
自己満足のように、準備してきたアピールポイントを話す場ではありません。
採用担当者が確認したいことに答える場です。
採用担当者が求める答えをするには、質問の意図を理解する必要があります。
回答の「引き出し」をたくさん持っていれば、最適な「回答」を出すことが可能です。
回答の「引き出し」が少ないと、無理やり数少ない「引き出し」の中から回答を選び、的を得ていない回答になります。
この回答の「引き出し」を準備するには、質問してもらうのが一番です。
質問してもらい、考えることにより、頭の中が整理されます。
「模擬面接」を通して、面接官質問意図の説明を受けながら回答していくことによってこのスキルは磨かれます。
③一貫性を確保する。
採用担当者は、
・適性検査
・性格検査
・エントリーシート
・小論文
・グループディスカッション
・面接
以上のプロセスから
・違和感がないか
・矛盾はないか
・一貫性があるか
確認しています。
一貫性を確認するために多くの質問を投げかけています。
「違和感」があるときは、
・素の自分ではなく、よく見せようとしている
・作られた能力
を感じます。
その結果、全ての「事実」に信用を置けなくなり・・・・・・。
一貫性って何?
「模擬面接」を通して確認してもらってください。
全てを通しで確認する必要があります。
性格検査において、「行動力がない」と出ていて、面接で「行動力があります」とアピールし、内容を確認すると、「あまり行動力が発揮されていない」一貫性は感じられないですね。
④論理的な主張をする
学生:私を採用してください。
面接官:なぜあなたを採用しなければいけないの?
学生:なぜなら・・・・
相手を説得するためには「根拠」が必要です。
この「根拠」を過去の成果から証明する必要があります。
この「根拠」が
・薄っぺらなのか
・相手を納得させるものなのか。
面接官はこの
・「根拠」に矛盾がないか
・一貫性があるか、確認しています。