集団討論役割:司会者
「集団討論で司会者をやると合格する」
と、間違った見解を持っていませんか?
司会者をやったからといって、合格するわけではありませんよ。
では、なぜ?
司会者をやっている方に内定者が多いのか?
その理由は、
・意見全体をまとめる方向性へ向かわせたり
⇒まとめる力の発揮
・時間内に結論を出せることから
⇒時間管理能力高い
・意見の少ない方への配慮
⇒公平性や弱い立場の方への配慮
・行き詰まった時の対応
⇒状況判断力
・正しい結論への導き
⇒論理性
・司会者を自らやる
⇒主体性、積極性
・・・・・
等々、多くの能力がアピールできるからです。
それでは、司会者経験のない方が・・・・
司会者ができますか?
難しいですね。
その理由は、何をやったらよいか分からないからです。
ある大学で、グループディスカッションの講義をしていた時のことです。
ある学年、ほぼ全員の集団討論をみてきた中で、「優秀な学生」が5%ほどいました。
彼らに共通することは、何だったのか?
それは・・
「同じゼミの学生であった」ということです。
なぜ、そのゼミの学生は、グループディスカッションがうまかったのか?
その理由は、ゼミでは毎回、グループディスカッションを行っており、全学生の経験値が何十回と高かったからです。
つまり、グループディスカッション・集団討論で勝つためには、経験値が点数に大きく影響を与えます。
ちなみに、彼らは、他のゼミよりも知名度・待遇・将来性によいてよい企業に就職していきました。
できるだけ多くの経験値を積んでください。
司会者の使命は、正しい結論を全員の意見をまとめて、発表できるようにすることです。
しかし、時として、司会者が自分の意見でまとめようとする方がいます。
その方を面接官として「ずるいなー」と感じてしまいます。
役割は、まとめる役割なのに、自分の意見を多く言うのは・・・
やっぱりずるいですね。
意見を司会者が発表する場合、自分であれば、
・全員意見の足りない部分意見や
・全員の意見をまとめたものにするか
等々、
一番最後に最も完成度の高い意見を言いたいです。
また、司会者は、全体のゴールを理解してそのゴールに誘導するようにまとめる必要がありますので、最終的な結論も持っている必要があります。
ここから分かるように、司会者をやったからといって・・・
内定を取れるわけではないのが、分かりますね。
先日も、内定報告から
「司会者が自分の意見にまとめようと強引であったが、メンバーの一員として一歩引きながら全体を俯瞰しながら最終ゴールまでまとめた。
結論自体は、自分の考えたものではありませんでしたが、論理的なまとめができ、内定を獲得できました。」
という報告をいただきました。
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集団討論の流れ
集団討論役割:タイムキーパー
集団討論役割:発表者
集団討論役割:メンバー
この集団討論の経験値を積みませんか?
1日でも早く、フレームワーク力を身につけてください。
集団討論1日練習会