エントリーシート・性格検査・面接の一貫性について
エントリーシート・性格検査・面接の一貫性について
面接の前に、面接官としてやるべきこと
・SPIの数学・国語結果から、おおよその能力確認
・SPIの性格検査結果から、おおよその人物確認
・エントリーシートの志望動機から、志望の情熱確認
・エントリーシートのエピソードから、能力確認
・エントリーシートの自己PRから、尖った能力確認
面接前10分くらいで、データから把握します。
上記の確認事項からイメージする「人物像」と実際面接から把握する「人物像」の乖離をみます。
その理由は、
①性格検査は、求める人物に合わせて「盛る」ことができるから
②エピソードは、結果を「盛る」ことができるから
③能力が小さくても、「大きな能力がある」と言えるから
など、事前の性格検査結果・エントリーシート内容完成度を実力以上に上げることができるからです。
この「乖離部分」を「一貫性」としてみています。
<事例>
性格検査:客観性が高い
しかし
エピソード:感情的な行動が多い
<事例>
性格検査:社交性が高い
しかし
面接:コミュニケーション力弱い
<事例>
エントリーシート:大きな結果
しかし
面接:チームとしての結果であり、本人の寄与が薄い
特に性格検査において
・自分の弱い性格を隠そうとし、性格検査に本音を言わなく、偽った回答をしてしまう
・その結果、本来の自分の事実より大きな結果を出してしまう
この部分を性格検査では、ライスケールとして診断します。
また、
・性格検査において「メンタルが強い」と結果が出ているのに、
・面接において、不安そうな表情や態度が出ている
この状況のギャップから、「一貫性の違和感」を持ってしまいます。
性格検査から読み取る「強み」と一貫性はあるのか?
一貫性が読み取れれば「会って確認したい」と思います。
性格検査において、「大きな目標を持ち、粘り強く行動する」という結果が出て、エントリーシートにも同じようなことが書いてあると一貫性を感じます。
模擬面接時、就活生に「性格検査とエントリーシート内容の一貫性」について話をすると、「びっくり」した顔をする方が多いです。
気にしていなかった方が多いようです。
もし、性格検査の結果において「緊張するタイプ」と出た場合は、
面接対策を十分にする必要があります。
面接において「緊張」が100%出てしまうからです。
「緊張」は悪いのでしょうか?
「緊張」は本来自分の身を守るときに必要な「本能」です。
しかし、度が過ぎるとマイナスに働きます。
心配しないでください。
「緊張」は練習を繰り返すことにより、「自信」が生まれ、無くなります。
この練習には何が必要なのか?というと
・問題点を指摘してもらうこと
・問題点の改善訓練を行うこと
・改善されたことを褒めてもらうこと
褒めてもらうことで「自信」が生まれます。
私が何回も言い続けているのは、この「継続した模擬面接」の実施です。
この「模擬面接」の実施により、面接スキルレベルは格段に向上します。
模擬面接を続けていて確信しています。
確実に、1回目より2回目、2回目より3回目と就活生の面接レベルはアップしています。
友達同士でもかまいません。
ご両親に手伝ってもらうのもOKです。
ただし、身内に近いほど「緊張」がなくなるので、
キャリアセンター職員に頼むのが一番かもしれませんね。