人が他人を受け入れるときには4つの壁があると言われています。
第一の壁・・・外見、服装、表情
第二の壁・・・態度、姿勢、しぐさ
第三の壁・・・話し方、声の大きさ、抑揚
第四の壁・・・話の内容
ある雑誌で、トップセールスマンの「売上を伸ばすポイント」が掲載されていました。 お客様が指定の時間に店舗に来られた時=最初の5秒でセールスは決まる。
駐車場に出向き、車庫入れ誘導を行う時の最高の「笑顔」=この「笑顔」で決まる。 就活の面接も同様です。
最初に面接室のドアを開けるときの「満面の笑顔」
最初は、「久しぶりに会った最愛の人」をイメージする笑顔ですね。
鏡を見ての練習が必要かもしれません。
過去の面接時、さわやかな笑顔の女性に質問したことがありました。
「笑顔がさわやかですね」 本人から帰ってきた回答に少し驚きました。
「練習しているんです。自分を受け入れてくれる笑顔を練習しています。
この面接のためにも昨日4時間ほど鏡の前で練習しました。」
自分がどんな笑顔なのか? 自分がどんな表情をしているのか? 知らない自分があり、知らない癖が他人に誤解される元かもしれません。
笑顔の練習をしましょう。
この壁を乗り越えると次は、第二の壁です。
第二の壁のところで不合格になる学生も多い。
面接シートのコメントには、 「落ち着きがない」 「目が泳ぐ」 「しまった・・という表情がでる」 など、話の内容の前に態度、しぐさにより失点する内容が多い。
目線をしっかりと面接官に向ける。
この第二の壁を乗り切るには、ビデオで自分の会話を撮影するのが一番です。
どんなときに目が泳ぐのか どんなときに表情が変わるのか この壁を乗り越えると次は第三の壁です。
重要なポイントは、「ゆっくりと話す」ことです。
過去、評価の高かった就活生のほうがゆっくりと自信を持って話されていました。
緊張すると急に早口になります。
時には、「裏声」になる就活生もいます。
NHKニュースや民放ニュースのアナウンスを聞いてみると ゆっくりと話しているのが分かります。
面接官の目を見ながらゆっくりと話すことにより次のステップに進みます。
この壁を乗り越えると次は第四の壁です。
第四の壁に来るまでに、長くて5分、短くて3分くらい、 ちょうどアイスブレイク(緊張をほぐす会話)が終わり、自己紹介が終わるまでの時間になります。
具体的な質問をするまでに70%程合否を決めていました。
なぜ70%程決まってしまうのか?
それは、ネガティブチェックにあります。
面接官は、「優秀な人材でない行動チェックリスト」を自分の頭の中に持っています。
このチェックリストにいくつか当てはまると、NGの判断をします。
このNGを挽回するのは大変です。
決して挽回できないか・・・というと「コンセプチュアルスキル」を発揮すれば 十分に挽回できます。
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかという実験から得た法則です。
話の内容などの言語情報が7%、 口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、 見た目などの視覚情報が55%の割合でした。
見た目、口調、話の早さは、訓練によって改善できます。
模擬面接のビデオを観るとこのメラビアンの法則 視覚情報・聴覚情報から何が読み取れるのか理解できます。
模擬面接を通して、表情・態度・しぐさの欠点を改善 元採用担当者が問題点を指導します。 1時間20分 個人模擬面接