エントリーシートに何を書けばいいの?
「エントリーシートに何を書けば良いのか分からない」
という意見をいただきます。
エントリーシートをカタログだと思ってください。
適性検査は、お客様が実施した性能検査だと思ってください。
ここに1台の車があります。
お客様は、この車の性能が良いかどうか検査をしました。
・馬力がある
・加速性能が良い
・燃費が悪い
・運転しづらい
・2シーター
・荷物が積めない
この結果をお客様だけが持っており、販売側が持っていなかったら悲しい結果になります。
お客様の要望が
・燃費が良く
・誰もが運転し安く、
・大人数が乗車できる車を希望していたらどうでしょうか?
販売側は、燃費や運転のしづらさ、少人数しか乗車できないことを知らず、
お客様のニーズだけに合わせ
「当社の車は、燃費がよく、誰にでも運転できる車です」
とアピールしていたらどうでしょう・・・
信用できませんよね!
お客様には、検査結果がありますから。
エントリーシートを書くにあたり、
自分の強みを十分に知ることから始まります。
適性検査、キャリアアンカー診断、適職診断など、客観的な診断より
導き出される「強み」を知らなくては、エントリーシートにエピソード、長所・短所など書けません。
客観的な視点から、過去5年くらいの間の成功体験を
できるだけ多く抽出します。
この抽出体験に影響を与えた「コンピテンシー」を抽出します。
コンピテンシー=成果をもたらした行動
多くの場合、この2つの方法で抽出した「強み」と「コンピテンシー」はつながっています。
もし、繋がっていない場合は、知らない自分の「強み」が隠れているかもしれません。
この「強み」と「コンピテンシーの発揮」が結びついたところを
エピソードや強み・弱みとして書けば、一貫したストーリーになります。
この一貫したストーリーが見られず、
「違和感」のあるエントリーシートが散見されました。
エントリーシートの本質を知らない「残念な就活生」と思います。
就活生から、「過去の成功体験」と「強み」を引き出すと、
多くの「強み」を発揮したエピソードが出てきます。
本人から「こんな内容でいいのでしょうか?」と質問を受けますが、
決して「周りが驚くような」エピソードを期待している訳ではありません。
しっかりと自己分析を行えば、エントリーシートに書くべきことは理解できます。