言語情報中心の面接

言語情報中心の面接

言語情報中心の面接
オンライン面接:採用側から考えるメリット
・遠方に住む人材が受けられる
・面接のコスト・負担軽減
・面接選考のスピードアップ
・カメラズームアップによる表情読み取り
等々

オンライン面接:採用側から考えるデメリット
・受験者の通信環境による不備発生
・視線が合わない
・カメラの位置による印象の違い
・照明環境による印象の違い

上記から、
・言語情報中心の面接
・笑顔が重要
・目線、瞬きが目立つ
など、視点が異なってきていると思います。

民間企業 初期選考を受けている学生からの報告によりますと
・初期選考にて、志望動機を聞かれないことが多い
・ガクチカを複数聞かれる
等々が最近多い気がします。

ここから考えられることとして
・志望度高い学生より、能力が高い学生を選ぶ傾向
・一貫性、論理的矛盾について確認されている
SPIの結果を元に質問されるので、性格検査との一貫性も確認しています。
言語情報が中心の面接のようです。

<例>私が面接官なら
面接官私「学生時代頑張ったことを5つ、5分で説明してください」
この5つのエピソード内に盛り込まれているコンピテンシーという能力をカウントします。

エピソード①から⑤の中にどんなコンピテンシーが盛り込まれているかどうかをメモすると
①A B C
②A D F
③A B E
④A B C
⑤A B C

AからFまでのコンピテンシーが盛り込まれているとすると
A 5回発揮
B 4回発揮
C 3
回発揮
D 1回発揮
E 1回発揮
F 1回発揮
1番再現性があり発揮されているのは、5回発揮のA
2番がB(4回発揮)
3番がC(3回発揮)

ここから、強みのコンピテンシー優先順位つけると、1ーA、2ーB、3ーC

次に、私「あなたの強みを優先順位をつけて3つ挙げてください」と質問した際に、「1ーA、2ーB、3ーC」と受験者が答えたら・・・納得性が高いですね。
(AーFコンピテンシーの質と量が同じ条件ですが・・・)

上記は、あくまでも私ならの言語情報中心の質問です。

もし、1つだけの面接質問しかできないのであれば、
私なら「当社を受けるにあたり、自己分析から企業研究、オープンESの書き方について、面接準備等、行ってきた戦略・戦術を10分間で説明してください。その後30分間、プレゼンテーション内容について質問します。よろしくお願いします。」

この内容について質問することで、戦略・戦術①志望の軸②志望動機③やりたい仕事④当社の企業研究⑤エピソード⑥段取り⑦プレゼンテーションスキル・・・多くのことが分かります。

大学で講師として教えていた頃、「台本のような回答を作るのではなく、考え方や軸を持っている上で面接官の質問をよく聞いて、一文で答えるようにしましょう」と言い続けてきました。
台本回答では面接官に見透かされてしまいます。

回答の軸を作るのは良いのですが、台本を作ると、的を得た回答ができない場合があります。
<例>
面接官「ウチを受けようと思ったきっかけは」
受験者「御社を志望した理由は・・・・」
きっかけを聞いているのに、志望理由は・・・少し違いますね。
志望理由内にきっかけががればOKですが・・・

台本を作ってしまうと、今考えて答えるより、作成してある台本を答える方が楽なので、上記のような的外れ回答になることが多いです。

この的を得た回答の練習は、模擬面接を受けることです。

様々な聞き方の質問に、一文で的を得て答える練習をしてください。
以前、大手自動車会社総合職を受験する学生に「今から1時間20分、5Why質問を行います。全てを一文で答えられたら、合格。一つでも答えられなかったら不合格。」と課して練習しました。

3回目の模擬面接において、1時間20分、答え続けました。
ただし、3回目にはレベルを上げて、全て3つのフレームで答えてもらいました。


当然、内定をもらっています。
一緒に練習しませんか!

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