志望動機の一貫性確認
模擬面接の際、「志望きっかけ」「志望理由」「やりたい仕事」等に一貫性が無く違和感のある「志望動機」
受講者に一貫性が薄い方が多いのに気がつきました。
<例>
「志望きっかけ」交番勤務の方にお世話になった
「志望理由」県民を守っていきたい
「やりたい仕事」白バイ隊
論点が一つ、足りないと思いませんか?
A→B
B→C
C→D
「志望きっかけと志望理由」→BorC→「やりたい仕事」
のB、Cの論点において、説明不足の方が散見されます。
<例>
「志望きっかけ」家族が介護において行政のお世話になった
「志望理由」これまでお世話になった地元の人たちのために働きたい
「やりたい仕事」観光
論点が一つ、足りないと思いませんか?
A→B
B→C
C→D
「志望きっかけと志望理由」→BorC→「やりたい仕事」
のB、Cの論点において、説明不足の方が散見されます。
ここの「一貫性」が保てないと面接官はどう思うか?
どこかで、「何かを隠そう」としている可能性がある。
⇒???よくわからない。
3段論法の途中が抜けているので、「違和感」を感じます。
模擬面接で、この違和感を指摘してきました。
面接官は、この「違和感」を逃しません。
どんな場合に違和感を感じるのか?
・自分を良く見せようとしているとき
・本当の「強み」をアピールしていなく、
テクニック本に振り回されているとき
・自己分析が十分にできていないとき
・やりたいことがふらついているとき
・企業研究が足りないとき
面接官は、「素の応募者」を知るために、形を変えて質問をします。
本当の自分の言葉なら、振れない回答ができます。
志望動機以外の一貫性
①性格検査との一貫性
性格検査から読み取る「強み」とエントリーシートからアピールしている「強み」が一致してるか?
性格検査から多くの性格を読み取ることができます。
・社交性があるか
・考えながら行動できるか
・フットワークが良いか
・粘り強く行動を行えるか
・軽率な行動を起こさないか
・大きな目標を持って行動しているか
・行動が速いか
・ストレス耐性を持っているか
・マイペースになりすぎないか
・落ち着いているか
採用担当者はこの結果表を見ながら応募者の「強み」をイメージします。
このイメージされた強みがエントリーシート上の自己PR、長所・短所でアピールされていると一貫性を感じます。
性格検査においてい「粘り強さがない」と結果が出ているのに
エントリーシートにおいて「粘り強さがあります」と書いてあると
違和感を持ちます。
② 自己PRの一貫性
組織が求める人材を理解していれば、「私は活躍するのに必要な能力を持っています」とアピールできます。
この「求める能力」の部分が組織によって若干違います。
この部分を的確に突いてアピールしているかどうか?
この能力をファンクショナルコンピテンシーと呼ぶことも多いです。
使い回しの「志望動機」や「自己PR」に採用担当者は違和感を持ちます。
その理由は、
・ベンチャー企業
・100年以上続く老舗企業
・変革企業
・保守的な企業
等々、その企業の特性から求める能力が異なるからです。
<例>
ベンチャー企業へのアピールにおいて、「粘り強さ」
少し、違和感ありませんか?
ベンチャー企業なら、「チャレンジ精神」「メンタルの強さ」をアピールする方がよいですね。
「それって、ウチじゃなくてもいいよね・・・・」
「だったら、他の会社で働いてね!」と思っています。
何十社もエントリーシートを書いて提出するので、使い回しにする応募者も多数います。
ここを採用担当者は見逃しません。
ほとんどの場合、志望度1番企業をイメージして自己PRを作成します。
その自己PRを第三志望、第四志望にそのまま使ってしまうと・・・
少し「うちではないな!!」と思われる可能性があります。
同じアピールでも、言い方を変えて修正すると、企業毎にドンピシャ合う自己PRになります。
ここを書くには、企業研究をしっかりと行ってくださいね。
採用担当者が考えている「求める人物像」にドンピシャのアピールをする応募者を求めています。
この「求める人物像」に共感してもらうために、採用ホームページには「応募者が共感する人物像」のキーワードが載っています。
ここを的確に突いた「エントリーシート」である必要がありますね。
元採用担当者が1日かけて面接回答を
面接官が納得する内容に添削します。