就活生になぜヒューマンスキルが必要なのか?

元採用担当者で元8大学の非常勤講師が説明

就活生になぜヒューマンスキルが必要なのか?

これから社会の中で最も必要なスキルは「問題解決能力」です。
この「問題解決能力」発揮の前には、ヒューマンスキルの発揮が必要です。

 

お客様は なにか問題を解決したいと思い○○を購入します。

 

・車の購入
 車を購入するのは○○という要望を解決するため。
 その要望は購入者によって違います。

 ・・・家族が増えたので6人乗りが欲しい。

 ・・・かっこいい車が欲しい。

 ・・・燃費の良い車がほしい。

 ・・・荷物がたくさん積める車が欲しい。

 ・・・安い車がほしい。

 ・・・事故発生時 身の安全が確保できる車が欲しい。

 ・・・車庫入れが簡単な車が欲しい・・・・

 

・ウエブ作成会社へのHP製作依頼

 ・・・デザインのいいHPが欲しい。

 ・・・集客力の高いHPが欲しい。

 ・・・ブログができるHPが欲しい。

 ・・・コミュニケーションが取れるHPが欲しい・・・・。

 

・会社の業績アップのためのコンサルティング依頼

 ・・・会社の利益を上げたい。

 ・・・会社の売上を伸ばしたい。

 ・・・人材を教育したい・・・。

 

お客様の要望が100あるとすれば、10しか理解していない営業と100全部理解している営業とでは、お客様に商品を説明する内容も違ってきます。

限られた時間の中でこの「お客様の要望」を的確に理解し、最も効果的な提案を行うことが必要になります。
ここには、ヒューマンスキルが必要です。

 

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人は何かの提案を受諾する場合、

商品の品質を理解する前に提案者の「人間性」を重視します。

・この人の言っていることは信用できるのか?
・この人は私をだまそうとしていないのか?

 

ヒューマンスキルの中でも
「正直」「誠実」「真摯」などを受け止めた後、その商品の品質等を信用し始めます。

 

会話の途中 相手からみて、
・質問に対し、的外れな回答をしていないか?
・意見ばかり主張していないか?
・専門的なアドバイスをしてくれているか?
・課題、問題、要望に対し真摯に答えてくれるか?
などから「この人の言っていることは間違いない。提案を受けよう!」という気持ちになります。

 

営業等でよく言われるのは、

「商品を売るより、自分を売れ!」
同じ商品を売っている会社でも、売れる営業マンと売れない営業マンの違いがでるのは、このヒューマンスキルの差が大きいと思います。

当然、企業はこの「ヒューマンスキル」を持つ就活生を採用したいと思っています。

 

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自分たちがお客様という立場から営業マンをみると

①第一印象は大きなポイントです。
②熱意があるかどうかも大きなポイントです。
③この人は自分のために一生懸命やってくれるかもポイントです。
④商品の専門知識を持っているかどうかも大きなポイントです。

 

これまで就活生はこれらの「ヒューマンスキル」を磨く機会が少なかったようです。

 

自分の周りには「家族」「気の合った友達」「同じ趣味の仲間たち」・・・・
大きな「ヒューマンスキル」を活用しなくてもうまくいっていました。
しかし大学を卒業したらそうではありません。

 

今まで会ったことのない「人たち」を相手に仕事をしていくことになります。

ここにも「ヒューマンスキル」が必要です。

 

 

この「ヒューマンスキル」を見極める採用プロセスが、グループディスカッションです。

面接官の質問スキルがなくても、観察することによって簡単に見極めることができます。

面接官はいくつかのキーポイントを観察するだけなので、人事採用担当者ではなく、優秀な新人社員を面接官にすることも多いようです。

元採用担当者で元8大学の非常勤講師が説明

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