面接官にアピールする「強み」

元採用担当者で元8大学の非常勤講師が説明

面接官にアピールする「強み」

過去の面接を振り返ってみると、 合格者の面接会話は、「面接」「面接」!!!という感じではなく、 自然な会話のキャッチボールだったと記憶しています。

  面接後の就活生は、 「面接で思う存分、自分の話ができて満足」と満ち足りた表情をしており、 会話中も楽しげに話していた。  

 

不合格者というと、 「不安げな表情」であり、話すのに「いっぱいいっぱい」な感じでした。

 

この違いはどこから生まれるのか?

準備をどれだけ実施したのかの違いだと思います。

特に、「自己分析」を十分に実施すれば、自分に関しての質問に 「自然に」答えることができます。  

 

それは自慢話だからです。  

「貴方の強みは何ですか?」

この問いに、テクニックを多用している就活生は、 企業が求める能力に合わせ、自分のエピソードを作りこんでいるので、 このエピソード以外での発揮状況に答えられません。

 

面接エピソードです。

学生の間にやりきったエピソードを5つ教えてください。

本人は3つまで準備していたけど 残りの2つがうまく答えられなかった。

・・・・

その結果は・・・残念な結果です。  

 

本来の「強み」とは、

過去の経験で「多くの成功体験」をもたらした原点の「強み」なので、 たくさんのエピソードを持っています。

当然、成功体験を面接官から質問されているので、 「自慢話」をしているようで楽しい。    

最初に「強み」があり、エピソードを探すのではありません。

「強み」は、過去の経験の棚卸しを十分に実施し、成功体験をもたらした要因を探った結果、抽出されるものと思います  

 

強みの抽出方法を「過去の成功体験」から洗い出すこと。

最初に何かしらの「強み」がある訳ではありません。

この強みを知るには、「他者からの意見」も聞く必要があります。

「ジョハリの窓」の「盲目の窓」=他者は知っているが自分の知らないこと。

この意見も「強み」の参考になります。  

 

この「強み」の傾向は、適性検査の結果に出ています。

適性検査の結果:行動意欲、目標意欲が低い・・・

という結果なのに エントリーシートでは「私は、主体性があり、困難な目標にチャレンジしてきました」 面接官は、このギャップを埋めるために「深く」確認したいと思いますよね。 この一貫性を面接官は求めています。  

  

テクニックではなく、真の自己分析を行い、 自分の強みを知り、この真の強みを発揮できる企業を探して欲しいと思います。

元採用担当者で元8大学の非常勤講師が説明

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