多くの警察官志望の方の模擬面接を通して「内定が取れる人」と「内定が取れない人」には、小さな違いがあることが分かりました。
その違いを説明する前に、求められるコンピテンシーについて説明したいと思います。
中学校3年生時のクラスをイメージしてください。
クラスには30人の生徒がいたと仮定します。
その30人の中で、どのくらいの中学3年生が警察官に向いているとイメージできますか?
・正義感があり
・正しいことは正しいといえる
・曲がったことがきらい
・誠実であり
・正直であり
・身体的能力も高く
・ある程度の学力もある
・・・・
自分も含めてイメージできました?
多分、一人か二人ですね。
頭が良いだけでは警察官として活躍しませんし、身体能力が高いだけでも警察官として活躍しません。
また、正直で誠実でなければ警察官になれません。
これらの条件をつけていくと「何を見極めているのか???」イメージできますね。
昨日
ある警察官が勤務中に不適切な関係をしていた・・・こんなニュースがテレビから流れていました。
このような不祥事が一般国民に流れてしまうと、一気に警察官全体の信頼を失ってしまいます。
ここまでイメージしてわかることは、「採用担当者には、警察官として求める人物像」があるということです。
その一つが「正直であること」
多くの内定者が報告してくれます。
「前回うまくいかなかったのは、自分をよく見せようと小さなウソを言ってしまったことです。」
「今回は、どんなことでも正直に答えました。」
警察官はウソを見抜くプロです。
一般警察官でも、職務質問から相手のウソを見抜いていき検挙に繋げています。
取調官は、ウソを見抜くプロですね。
犯罪者は、「やっていない」とやっていても言いますから・・そのプロの中で、最もウソを見抜くプロが面接官ですよね。
先日、前回落ちた方が言っていました。
あることを聞かれたときに、1年前から始めたのを3年前からやっていた・・・と答えたら、一気に突っ込み質問を受けた。
多分、自分をよく見せようとしたところがばれていたと思う・・と
多くの内定者を輩出してきた私の見解では、上記以外に
・正義感が強いこと
・強靭な精神力があること
・常に頑張る人材であること
・客観的にものごとをみれること
・主体的に行動できる
・社交性があること
・論理性が高いこと
・身体能力が高いこと
・誠実さがあること
等々です。
上記をクリックしてください。
これらを持っている人物だと面接で証明できれば、合格できます。
順番に説明していきます。
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