岩手県庁職員 アピール型面接試験

元採用担当者で元8大学非常勤講師が説明

岩手県庁職員 アピール型面接試験

動画を用いて、「聞いて答える面接練習」を行ってください。

 

申込時に提出されたアピールシートにより、知識や資格、能力、職務経験等について見る試験です。

その後のプレゼンテーション面接の内容になります。

 

岩手県庁アピールシートを書くポイント

ポイントは、
・県庁業務に生かせる専門知識
・県庁業務に生かせる資格
・県庁業務に生かせる能力
・県庁業務に生かせる職務経験
をアピールシートにどこまで「質と量、再現性がある」等を盛り込めるかです。

 

アピールシートというカタログ完成度の違い

アピールシート作成時、段落構成や書き方指導と添削を行います。
 

 

【アピールシート課題】

あなたのこれまでの学びや経験の中で身につけた知識や能力は何か。
それを県政のどのような分野において、 どのように生かすことができるかという
とについて、1,000 字(空白欄含む)以内で具体的に述べなさい。

 

オススメの書くべきこと

①学び(職務経験の無い方)を経験(職務経験)の中で身につけた「知識」は何か?
②学び(職務経験の無い方)を経験(職務経験)の中で身につけた「能力」は何か?
③県政のどの分野で「知識」が生かせるか?
④県政のどの分野で「能力」を生かせるか?

 

ほぼ、ジョブ型の採用に近いですね。

 

岩手県庁ホームページに記載されている「文章の書き方」を分析しました。

特徴として
・箇条書きが多い
・最初に結論等が記載されていることが多い
・結論文章の文字数について、120文字以上も散見される
・漢字率45%以上
が挙げられました。

 

文章には
・どのような状況で
・どのような理由から、何を行ったのか
・何をするのか
・その目的は何か
この一文で、説明するのに必要な文言が盛り込まれています。

 

以前、国の官庁ホームページを分析したときには、一文が150文字を超えている文章も多く、必要な文言が5W1Hにて完結に記されていることが分析から分かりました。
国家総合職も同様に、一文に必要なことが盛り込まれています。

 

オススメの書き方

オススメの段落構成は、

①結論ファースト
「あなたのこれまでの学びや経験の中で身につけた知識や能力は何か。
それを県政のどのような分野において、 どのように生かすことができるかということについて」
この内容を私なら、一文120文字~130文字かけて書きます。

 

②具体的に学びや経験エピソードを書きます。
文字数としては、350~400文字程度
「知識と能力」が発揮され、問題点を解決したストーリーです。
この中に、コアコンピテンシー
・主体性
・情熱
・問題発見力
・説明/説得力
・周りを巻き込む力
・工夫力
・問題解決力
・結果を出す力
・KPI思考
等々盛り込みます。

 

③身につけた「知識・能力」を具体的に県政のどの問題解決に生かすのか?
具体的な「戦略・戦術」を書きます。
文字数としては、350~400文字程度
徹底的に具体的に書きます。

 

④まとめ
県政に汎用的に問題解決できるよう、100~200文字くらいでまとめます。

 

【未来価値】県政のどの分野で生かせるか?

ネット検索すると(検索引用)

岩手が抱えている課題は?
悩みのなかで最も多かったのは「病院・医療施設の不足」で、次に「相続」「物価上昇」「税金・社会保険の負担」が続いた。 不安や悩みがないと答えた人は9・9%で全国最少だった。 また、少子高齢化や経済停滞など「課題の多い都道府県」でも、岩手は1人あたり平均6・14個と全国2位の多さだった。
 
 
知事の年頭訓示では(令和6年)
震災復興の次に、人口減少を挙げています。
特に、「女性の転出超過」について触れています。
 
岩手の現在課題を解決する施策・方策に触れるのもいいですね。
 
 
アピールシート作成時、段落構成や書き方指導と添削を行います。