面接官にアピールする「強み」
過去の面接を振り返ってみると、 合格者の面接会話は、「面接」「面接」!!!という感じではなく、 自然な会話のキャッチボールだったと記憶しています。
面接後の就活生は、 「面接で思う存分、自分の話ができて満足」と満ち足りた表情をしており、 会話中も楽しげに話していた。
不合格者というと、 「不安げな表情」であり、話すのに「いっぱいいっぱい」な感じでした。
この違いはどこから生まれるのか?
準備をどれだけ実施したのかの違いだと思います。
特に、「自己分析」を十分に実施すれば、自分に関しての質問に 「自然に」答えることができます。
それは自慢話だからです。
「貴方の強みは何ですか?」
この問いに、テクニックを多用している就活生は、 企業が求める能力に合わせ、自分のエピソードを作りこんでいるので、 このエピソード以外での発揮状況に答えられません。
面接エピソードです。
学生の間にやりきったエピソードを5つ教えてください。
本人は3つまで準備していたけど 残りの2つがうまく答えられなかった。
・・・・
その結果は・・・残念な結果です。
本来の「強み」とは、
過去の経験で「多くの成功体験」をもたらした原点の「強み」なので、 たくさんのエピソードを持っています。
当然、成功体験を面接官から質問されているので、 「自慢話」をしているようで楽しい。
最初に「強み」があり、エピソードを探すのではありません。
「強み」は、過去の経験の棚卸しを十分に実施し、成功体験をもたらした要因を探った結果、抽出されるものと思います。
強みの抽出方法を「過去の成功体験」から洗い出すこと。
最初に何かしらの「強み」がある訳ではありません。
この強みを知るには、「他者からの意見」も聞く必要があります。
「ジョハリの窓」の「盲目の窓」=他者は知っているが自分の知らないこと。
この意見も「強み」の参考になります。
この「強み」の傾向は、適性検査の結果に出ています。
適性検査の結果:行動意欲、目標意欲が低い・・・
という結果なのに エントリーシートでは「私は、主体性があり、困難な目標にチャレンジしてきました」 面接官は、このギャップを埋めるために「深く」確認したいと思いますよね。 この一貫性を面接官は求めています。
テクニックではなく、真の自己分析を行い、 自分の強みを知り、この真の強みを発揮できる企業を探して欲しいと思います。