警察官採用面接で重要視すること
警察官採用面接で重要なポイントは、
「退職理由」
「志望動機」
「なぜ、当県警なのか」
★警察官として採用したくない人材
・警察官としての自覚の無い人
⇒ひとりの不祥事が警察官全体のイメージを壊します。
・警察官としての「志」の無い人
⇒どんな状況下でも住民を守り、悪と対峙して欲しいから
・ストレス耐性の弱い人
⇒一人で凶悪犯と対峙できない可能性があるから
・(中途)今の仕事から逃げている人
⇒警察官の厳しい仕事から逃げる可能性があるから
・リストラない公務員と思っている人
⇒悪と対峙する「志」がないから
★警察官として採用したい人材
・強靭な精神力を持っている人
・強靭な体力を持っている人
・正義感の強い人
・自分に厳しくすることができる人
・住民を守る行動できる人
以上を確認するために
「なぜ、今の仕事を辞めてまで、警察官になりたいのですか?」
「警察官になりたいと思い始めたのはいつからで、なぜですか?」
「なぜ、当県警で働きたい?」
この3つの質問を重ねれば確認できます。
「なぜ、今の仕事を辞めてまで、警察官になりたいのですか?」
自分の思いを伝えてください。
中途の場合は、説得性が必要です。
・あなたの仕事の価値観は何ですか?
・仕事のこだわりは何ですか?
・今の仕事では、そのこだわりは実現できませんか?
・そのこだわりは、警察官の仕事で実現できるのですか?
・今の仕事についてガッカリしたことは何ですか?
・今の仕事上で解決したい問題はありますか?
これらの質問から
上記の
★採用したくない人材なのか?
★採用したい人材なのか?
探っていきます。
今の仕事を退職してまでも警察官になりたい・・・・というストーリーが必要です。
模擬面接を実施して、この「退職してまで警察官になりたい・・・」という「思いを十分にアピールできていない人が多いと感じます。
「志望動機」
「志望動機」の中には、
・警察官になりたいという「志」「能力」が必要です。
・私こそが警察官に向いている・・・というマッチングも必要です。
・消防士・自衛官・他の公務員ではなく、警察官になりたい・・という理由も必要です。
この「志望動機」を聞けば、
・どんな「志」なのか
・なぜ「警察官」になりたいのか
・どんな仕事に就きたいのか
・どんな警察官になりたいのか
全てのことが分かります。
この「志望動機」を聞いた後、
深堀り質問を重ね、本当の「志望動機」を探っていきます。
納得できたときには、次のステップに行きます。
次のステップは、警察官として活躍できるかどうか・・・を見極めます。
「なぜ、当県警なのか」
その土地で生まれ、その土地で育ち、そこの県警警察官を希望している場合、問題はありません。
応募者の中には、一度も住んだこともない県警警察官に応募している方もいます。
「なぜ、当県警なのか」に答えられなければいけません。
ここには、その県警を選んだストーリーが必要です。
他にどこの県警を受験していますか?
こことの整合性と一貫性も必要です。
◆どこから情熱を判断するのか?
「志望動機」から情熱を確認します。
①なぜ警察官なのか?
②なぜ、当県警で働きたいのか?
③なぜ、前職を辞めたのか?
①と②は新卒ならしっかりと述べなければいけません。
①と②と③の3つを転職組は述べなければいけません。
これを1分以内に回答する必要があるのが大変です。
面接官を納得させる回答が必要です。
・なぜ、県庁職員。市役所職員ではないのか?
・なぜ、消防職ではないのか?
これを質問されたら・・・ダメですね。
質問をさせない回答が必要です。
◆面接官が次に確認したいのは???
・どこの部で働きたいのか?
志望動機との一貫性を確認します。
どの部で働きたいのか・・・・・
ここには応募者の「志」があります。
ここを具体的に40秒以内に説明する必要があります。
◆どこから相性を判断しているか?
・クレペリン検査
・YG性格検査
これらの性格検査から、警察官として活躍するか?仮説を立てます。
ただし、うそをつくことはダメです。
面接時の態度、しぐさ、表情と性格検査は一致しています。
理想の警察官に合わせ、自分自身を変えていく必要がありますね。
・第一印象がポイントです。
警察官としてふさわしい態度、表情、しぐさなのか?
この第一印象を与えるポイントがいくつかあります。
◆最後に確認するのは「能力」です。
基本的に求めている能力は2つ
①「論理的な判断力」
②「コミュニケーション力」です。
この二つの能力を確認するポイントは
①結論と根拠をしっかりと回答できるかどうか
②第一印象をしっかりと与えられるかどうか
面接のポイントが3つ
①採用担当者の見極めている
ポイントを理解する
②面接カードの完成度を上げる
⇒質問は面接カード中心だからです
③鉄板質問の回答を面接官が
納得いくものにする
1回しかない警察官本番面接前に、面接1日練習会を受講し、最後の問題解決を行なってくださいね。