大学職員採用面接で落ちる人の特徴3つ
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現在、就職支援の仕事を行いながら、現役の非常勤講師として働いています。
この非常勤講師として働いてきた経験、具体的に
・最大8つの大学で働いた経験
・副学長と「大学の在り方」について討論してきた経験
・様々な学部職員とコミュニケーションをとってきた経験
などから、大学職員として共通のコンピテンシーを把握しました。
今の少子化を考えると10年後、20年後、全ての大学が残っているとは限りません。
特に、国公立大学は、今までの運営の方法では戦えない時代が来ています。
ある大学の副学長と2時間くらい話をする機会がありました。
その際、「どんな職員を探していますか?」と聞いたところ、
「営業のできる人が欲しい」と副学長から回答がありました。
私は、
「なぜ、営業のできる人が欲しいのですか?」と聞いたところ、
副学長から、
「優れた営業マンは、お客様の求めている本意をくみ取る力があり、その真のニーズを解決できる提案ができ、お客様に対し、未来価値を与え、購入のスイッチを押させる=相手を動かすことができる人材だからです。」
「これからの大学職員に求める人材は、世の中がどのような人材を求めているのかを理解し、その人材を育てる大学アドミッションポリシーの提案ができ、その人材を教育できる教授陣を集め、説得しその人材を育てる上での問題点を解決できる人材」
「また、良質な学生を集めるための機会点と問題点を抽出し、問題点を解決しながら、学生を集められる人材」
「そして、コスト意識を持ち、どの分野に「人・もの・金」リソースを選択し、集中していくのがベストな戦略なのか戦略を立てれる人材」
「つまり、経営的なセンスを持った人材を求めています。」
と教えてくれました。
しかし、
大学職員志望の模擬面接を行うと、
「キャリアセンターで働きたい」
「英語の能力を活かしたい」
「学生に学びを与えたい」くらいの回答が多いです。
少し、大学側が求めている人物像と学生の面接質問に答えている内容にギャップを感じます。
これまで多くの大学職員志望模擬面接を通して、「大学職員採用面接で、やってはいけないこと、言ってはいけないこと」をまとめてみました。
大学職員採用面接で3つのやってはいけないこと
ごめんなさい。これまで、大学職員を志望している方は20名くらいです。
公務員、民間上場企業志望の方がうちには多いです。
しかし、東京大学、大阪大学、京都大学、国立大学多数、私立大学多数など、10名以上の方が内定を獲得しています。
内定がとれている理由は、大学職員として「求められるコンピテンシー」をはっきりと面接で提示できたからだと判断しています。
大学職員採用の倍率は高く、私立大学では、最低でも200倍、高い場合には2500倍という大学もありました。
場合によっては、面接官が20名以上いたり、
全て英語で答えて欲しいと要望があったり、
中国に半年間留学した経験があると自己PRしたら、
中国語で質問されたり・と
難易度の高い大学も非常に多くありました。
これまでの大学職員採用面接で「やってはいけないこと」を3つに分けて説明したいと思います。
①大学職員志望理由について言うべき2つのこと
大学職員志望動機から見極めたいことは、
①仕事への情熱
②論理性
の2つです。
最初に「仕事への情熱」を見極めるために「なぜ、大学職員として働きたいのですか?」という質問があります。
●なぜ、大学職員として働きたいか
よくあるこの質問の回答に
「大学生になり、私自身が一番成長したから、その成長の場を多くの学生に提供したい」
などがあります。
今、大学生であれば、一番成長したのは高校時代ではないですよね。
また、中学時代でもないですよね・。
個人的な見解ですが、大学生であれば、一番成長したのは大学時代であり、社会人であれば社会人になってから・・・だと思います。
上記の志望理由では、しっくりきませんね。
この志望理由をしっかりと作りこみましょう。
・高校の事務職員ではだめなのですか?
・専門学校の事務職員ではだめなのですか?
・なぜ、教員でなく、事務職員として働きたいのですか?
つまり、「なぜ、大学職員として働きたいのか?」をどのように志望動機から説明するかですね。
私であれば、(転職)「大学職員として働きたいキッカケ」を導入し、そのキッカケからのストーリーを作成します。
例えば「現在、人事の仕事を通して多くの人材と関わる中、大学によって学生の考え方や思考特性に違いがあることから、社会人として活躍する基本的なコンピテンシーを大学生に教育することで、活躍する多くの人材輩出を担いたいと思い、大学職員を志望しました。」くらいにまとめます。
このように答えると面接官は、
「大学によりどんな考え方が違うの?」
「大学で、どんな思考特性が違うの?」
「活躍するコンピテンシーとは何?」
「それをどのように大学で教えるの?」
「それは、大学以外ではできないの?」
「大学でどんなことをやってみたいの?」
と深掘りをしながら「大学職員として働く情熱」を確認します。
ここ、しっかりとまとめてくださいね。
お手伝いもしますよ。
●なぜ、ウチの大学で働きたいか
自分が卒業した母校を受験するのであれば、
「私自身が一番成長した・・・」
「大学で学んだ〇〇の精神を後輩学生たちに対し・」
など、関わりがあるので説得力ある形で回答できそうですね。
難しいのは、母校でない場合です。
「貴学の〇〇の精神に共感した・」
面接官は、「〇〇の精神ってどんなこと??」
「キリスト教の教義に感銘を受けた・・・」
面接官は、「併願の大学は・・・」併願先もキリスト教大学なの??
この部分を面接官に「この大学で働きたい」と伝えるには、論理的な証明が必要です。
できれば、受験する大学との関わりを「キッカケ」に組み込んで説得できればいいですね。
⇒この部分、ぜひ模擬面接を受けてください。
納得できるか?確認します。
②大学職員としてやりたい仕事について知っておく2つのこと
大学職員の仕事について説明している記事はこちらです。
国立大学法人:総務・人事系の仕事
国立大学法人:教育・研究支援系の仕事
国立大学法人:図書系の仕事
国立大学法人:研究協力・国際交流系の仕事
国立大学法人:教務・学生系の仕事
国立大学法人:財務系の仕事
国立大学法人:施設系技術の仕事
上記の仕事を知った上で「やりたい仕事」を言えるようにしましょう。
●非正規職員と正職員の仕事の違いとは?
多くの受験生が「キャリアセンターで働きたい」と言います。
多分その理由は、最も接点があったのでキャリアセンターの人だからだと思います。
ある大学のキャリアセンターには、常時10名ほどの職員がいますが、正職員はいつもいるとは限りません。
いつもいるのは、非常勤のキャリアカウンセラーの方々です。
非常勤講師の担当職員は、準職員の方で、「正職員の〇〇さんはいますか?」と聞くと「〇〇さんは、企業訪問しています。」の答えが多かったです。
私も企業の人事として働いていた際、多くの大学職員の方が大学をアピールする為に来ていただいていました。
また、教務課から仕事をいただいた際、教務課室には常時10名ほどの職員が働いていましたが、いつもいるのは全員、非常勤の方たちでした。
教務課の正職員の方は、教授も兼務しているのでお会いできるのは年に1回くらいでした。
正職員に求められる仕事と非正規職員に求められる仕事の違いを理解しないと、「あなたのやりたい仕事は正職員ではなく、非正規職員の仕事ですよ」と言われかねませんね。
正規職員と非正規職員では、仕事が異なるため、求められるコンピテンシーが違います。
●今求められる人材とは?
今までの大学運営では、大学同士の競争に勝てない時代になってきました。
今、大学に求められているのは、「営業力」です。
産学連携、企業との共同研究、官学連携、利益事業から得る利益を教育に還元する事業の運営など、民間上場企業に求められる人材と同レベルの人を求めています。
そのためには、大学職員として求められる「コンピテンシー」を理解し、そのコアコンピテンシーを持っているという証明、そして尖った能力というファンクショナルコンピテンシーを戦略的にアピールすることが必要です。
受講していただいている生徒には、最低でも5冊くらいの「大学経営に関する本」を読んでもらいます。
諸外国大学と日本の大学の違いを勉強しましょう。
ごめんなさい。
個人面接スカイプで受講していただければ、説明します。
③面接官に刺さる自己PR2つのポイント
自己PRの難しいところは、的を得ていないアピールがあるところです。
もし、Aさんが
「極真空手で身につけた強靭な体力と精神力が、大学職員で活かせると思います。」とアピールしたらどうでしょう??
何か違いますね。
最初に知っておくべきことは、理想の大学職員像です。
●少子化に向けて大学職員として求める人材
理想の大学職員像をイメージしてください。
宿題
その活躍する人材が持つべき「資質」を3つ
また、活躍する人材が持つ「能力」を3つ
更に、自分が働く上での「心構え」を3つ考えてください。
ここが、大学によって異なります。
大学によって求める人材の「コンピテンシー」が異なります。
私個人的なコンピテンシー見解として
「資質」の部分
・正直・誠実・真摯さがあるところ
・常にポジティブなところ
・ストレスに強いところ
・好奇心が強いところ
「能力」の部分
・論理性
・問題発見、解決力
・共感性説得力
・戦略思考
・仲介力
・リソース予算管理能力
などが大学職員に求められるものだと思います。
●大学職員として求められる能力の証明
いよいよ「能力証明」です。
最初に「コンピテンシー」について学習しましょう。
参考ページは、こちらです。
コンピテンシー面接のポイントは、結果を出したストーリーの中に「能力」を盛り込むところです。
どんな仕事でも、「問題解決力」が求められるため、問題解決ストーリーが多いです。
その問題解決をするためにどの能力を活かしたのか⇒能力の証明になります。
また、結果には相対評価ではなく、絶対評価が必要です。
その理由は、サッカーがうまいとしても大人が小学生の中に入れば当然ですし、小学生が社会人サッカーチームで対等にプレーができたら、「うまい」ことになります。
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大学職員採用面接でやってはいけないことのまとめ
①大学のことを知っていない
⇒アマゾンから本を購入し勉強する
②大学職員として求められるコンピテンシーを理解していない
③理想の大学職員が自分であると証明ができていない
準備した人が内定を勝ち得ます。
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